東京都練馬区「おかしの家 ノア」

 創業1975年。石神井や近隣の方々に、この店ありと親しまれるお菓子屋さんです。外観は、お菓子と知らずに前を通ればジュエリーのお店かと間違えそうな高級感。そして内部は、材料がたしかな、洗練されたお菓子が並びます。
 お店におじゃまして、たくさん写真が撮れました。一部は動画にしてあります。お楽しみください。  
 石神井にあるノアさんへは、バスが便利です。JR中央線の阿佐ヶ谷や荻窪から、石神井方面にバスが出ていて、途中で経由する上井草駅を、今回の訪問に利用しました。
 上井草駅の改札を出て、斜め右側を見ますと、なぜかガンダム像。なぜ、なぜ…!? 検索したところ、2008年3月からあるということだけは、わかりました。どうやらガンダムを制作したサンライズの本社が、上井草にあるのだそうです。
  逆方向の、石神井公園駅から南下するバスルートも、適度に長くて好きな路線です。これは2015年3月に、お花見に出かけたときの、石神井池の写真です。
 西武池袋線沿線ですので、池袋に用事があるときは、石神井公園駅まで移動して阿佐ヶ谷方向へのバスで南下、あるいは東武東上線で中板橋(あるいは、ときわ台)まで出て、環七づたいにバスで南下も楽しいです。  

「おかしの家 ノア」ご紹介

 当サイトが最初にお店に伺ったのはいつだったかと検索をしてみましたところ、2010年8月だったようです。そのときはバウムクーヘンのカット、石神井散歩(この写真の右側手前に写っているものですので、クリックでご覧ください)、それから、窯だしチーズを数個ずつ購入したようでした。
 窯だしチーズは、小ぶりで食べやすく、お値段も手頃なのに、キリのクリームチーズを使用して、とても美味しいのです。その写真も貼っておきます。
 以前にチョコレート色のものも見たような気がしますが、暑い時期はこちらのもののみ、とのことでした。要冷蔵品です。
 これまでお店に何回か買い物に出かけ、購入したお菓子を自分で撮影した画像もあるのですが、おおむね今回のものがきれいに撮影できましたので、今回このページで掲載している画像は、すべて新しいものです。
 お店に伺ったところ、石神井散歩、リーフパイ、バウムクーヘンは人気だそうです。また今回のページ後半に用意しました動画を見ていただければ、チョコレートの種類の多さも実感していただけると思います。

 お店に伺うことが決まった際、こうしてねんのために、焼き菓子をおまかせで取り置きをと、お願いしておきました。そこまでしなくても大丈夫かなと迷ったのですが、当日の盛況を見ていますと、ほんとうに、お願いしてよかったと思います。

  今回の訪問は、とても素晴らしい体験となりました。
 メールで今回の件のご相談を差し上げていた、ホームページご担当の山下氏とのあいだで訪問日時も決まり、うれしさと緊張とで心待ちにしていた数日間でしたが、当日は無事に、数分前に到着しました。
 お店でご挨拶を差し上げたところ、奥から職人であり社長の山下氏がお越しくださり、いろいろとお話を伺うことができました。
 最初にご相談した山下氏と社長さまはご夫妻であり、今回の記事作成に関しては女性の山下さま、専門的な話題も多く含む製菓の話については社長の山下さまに、貴重なお時間を割いていただきました。

 まずはお読みのみなさまに、ぜひこちらのバウムクーヘン画像をクリックして、1層ずつの焼きの薄さを楽しんでいただきたいと思います。香りをお届けできないのが残念ですが、奇をてらうことなく、基本に忠実な大人の味です。

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 お話を伺えば伺うほど、よい材料をよい状態で使っていくという基本を大切にされていることがわかります。世の中には残念ながら、ことさらに「○○を使用しています」と強調して、実は材料のごく一部がそれであるといった宣伝をする企業もありますが、お目にかかってみて、すごい話なのにさらりとお聞かせいただく内容や、大げさな宣伝ではなくとも商品のラベルからほんとうにシンプルであるとわかる原材料を前に、ひとつひとつ、うなずくばかりでした。
 チョコレートのショーケースでは、フェルクリン社(スイスにあるチョコレートの老舗)の製造方法に関する動画も見せていただきました。とても手間のかかる作業(コンチング、チョコレートを長時間かけて練りあわせる)についても、解説をいただきました。
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 店内で撮影した画像はとても多く、一部は動画としましたし、ケーキなどの画像数枚は、後半に追加で掲載しておきます。

 いつもお店にご協力をお願いする質問リストには、「この土地でお店を開かれたきっかけは何かありますか」というものが含まれていますが、今回は、予想とは違うお答えをいただきました。
 お店を出すために土地を探したのではなく、ご家族が以前から石神井にお住まいで、この土地で店を出すならば何屋がいいのだろうという「場所がすでにあった」状態での創業でした。
 現在はバスの便も多く、とてもよい立地に思えますが、お店を出された70年代は、周辺にコンビニもほとんどなく、静かな場所だったようです。パン屋ならば将来性があるという案もあったそうですが、製菓業での修行経験をお持ちだったことから、菓子店となったそうです。
 店名は、箱舟のノアに由来しているとのことでした。

 動画に出てくるティールームは、現在は新型コロナの影響や、近いうちに検討されている配置換えなどのかねあいで、お休み中です。
 お伺いしたのは平日午後でしたが、お話を伺っている間ずっとひっきりなしにお客さんがやってきていましたので、お目当てのお菓子があれば早めに来店されるか、または取り置き依頼をされたほうがよいかもしれません。
 お店のスタッフの方々は応対がとてもスムーズなようでした。
 コロナ禍がやわらいだころ、ゆったりした気分になりたいときは、またおじゃましたいと思います。

 おかしの家ノアさま、このたびは、お店紹介の記事へのご参加、ありがとうございました。

 「おかしの家ノア」さんの店内を、お客様が写らないように撮影してみました。撮影者がガラス等に映りこんでいますが、うっかり者ということで、ご笑覧ください。
 YouTubeで大きく見る方は こちらからどうぞ。
 撮影、編集は当サイトによるものです。音楽は無料で利用できる音楽素材サイト「H/MIX GALLERY」からダウンロードしました。
 バウムの書/お菓子屋さん応援サイトmikimarcheから、お知らせがはいります。

2021月7月17日: 掲載準備中のお店が1軒あります。
夏で掲載の頻度が下がっていますが、今後ともよろしくお願いします。
少しずつHTMLファイル配布を開始しています。

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