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東京都千代田区「近江屋洋菓子店」

 明治17年(1884年)創業。ケーキや焼き菓子類のみならず、パン、アイスクリームなど50品目以上を扱います。日本での喫茶の文化も育んできた老舗です。
 お店は2021年5月23日までリニューアルのため改装中ですが、今回の掲載についてご快諾いただきました。ありがとうございます。
 近江屋洋菓子店さんのある神田淡路町は、とても便利な場所です。JRですと御茶ノ水駅と秋葉原駅から等距離、そしてお店により近い交通機関としては、地下鉄の小川町駅、淡路町駅もあります。名所も多く、少し北に歩いて神田川を越えれば、有名な神田明神も。
(この画像は写真素材のサイト「東京デート」からダウンロードしました)
 かつて界隈に、神田青果市場があったようです(現在は、市場は大田区へ移転)。
神田青果市場発祥之碑 この何十年かの東京だけを思うと、ビルの増えた神田に市場とは、なかなかが思い描けません。江戸下町の台所、都民の舌を支えるたいせつな場として、かつては違う表情を持つ街だったのですね。
(この画像はWikipedia経由で表示しています)
東京都千代田区

「近江屋洋菓子店」ご紹介

 当サイトが、初めてお店に伺ったのはいつなのか…。これまでネットに載せたものを調べてみました。確認できた最初の訪問は、2005年4月22日で、この記事を書いている日からちょうど16年前です。そのときはプリン(もちろん固い!)と、焼き菓子各種を購入。
 その後も、お茶の水に用事があるときには、立ち寄っておりました。
 こちらは、2012年10月のシュークリームです。こんなにクリームがたっぷりであるところ、何気なくカットしたら、このきれいな断面図。
 きれいに撮ろうと思うと緊張してしまうシュークリームですが、このときはうまくいきました。
 こちらは、2010年のバウムクーヘン(一緒に写っているのはフェルクリン社の割チョコ)です。その後に何度となく食べることになるバウムクーヘンは、これがおそらく初回でした。生地がふわふわではなく、適度にしまっていて、美味しいのです。コーティングは糖衣です。
 そしてこのチョコレートは、ガラスケースの上にそれとなく置かれていたものですが「これは見たからにお値打ち品。買わねば」と、反射的に購入しました。美味でした。

 通りを挟んだ向かいのビル、そして行きかう車、店内のショーケース、これらをすべて映し出すガラス戸。こんなに美しい入り口は、なかなかないものです。とても遠くからでも、このガラス戸を見ると「あっ、近江屋洋菓子店さんだ」とわかります。
 実は通りの反対側からこのガラス戸を撮影しようと数分待ったことがあるのですが、車の往来が多く、シャッターチャンスはついに得られませんでした。

 こちらは、店内。手前に飲み物があり、購入したパンやお菓子と一緒に、奥の椅子でドリンクバー形式で楽しめたのを覚えていますが、もしかすると昨今の事情で、店内提供には変更が生じている可能性もありますが、いつかまた楽しめる日が来ることを願っています。
 かつてハイカラという言葉がありました。異国情緒がありおしゃれな状態を指す言葉です。
 近江屋洋菓子店さんの魅力は、商品のお味だけでなく、この洋風で贅沢な空間の使い方(天井の高さ、間取り)ではないでしょうか。いまの時代ではレトロを思わせるお店の姿勢やたたずまいが人の目を引き、かつて明治や大正時代の人々にとってもまた、お店の商品や雰囲気が、未来を予感させる心地よさだったとも考えられます。
 時代を超えて、多くを引き継ぎながらも新しい魅力を発信しつづけている近江屋洋菓子店さん。これからも、ずっと楽しみにしています。
 さて、この地で創業されたきっかけをおたずねしましたが、すでに130年以上が経過しており、残念ながらおわかりにならないご様子でした。

 近江屋洋菓子店さんといえば、いちごのショートケーキ。そしてアップルパイ。このページの背景画像にはそのアップルパイを使わせていただきました。
 雑誌などの洋菓子特集では、フルーツを生かした商品がよく取り上げられています。フルーツポンチも大人気。市場に出かけて旬のものを仕入れていらっしゃるご様子は、これまで公式サイトでも、たびたび紹介されていました。
 個人が少しだけ食べたい場合も、そしてかつてのように大きなものをわけて食べたい場合も、どちらの用途でも商品が選べるお店。以前にまとまった数の商品を取り置きしていただくため、お電話を差し上げたことがありますが、きびきびと応対してくださいました。

 今回ご協力いただきました5代目の吉田氏より、コメントをいただきました。

 毎朝店主が自ら太田市場まで買い付けに行くフレッシュなフルーツが自慢です。
 全て自社でやっているためスピード感を大事に新鮮な良いものを使っています。

 このたびは、当サイトの紹介ページへのご参加、ありがとうございました。

 バウムの書/お菓子屋さん応援サイトmikimarcheから、お知らせがはいります。

2021月7月17日: 掲載準備中のお店が1軒あります。
夏で掲載の頻度が下がっていますが、今後ともよろしくお願いします。
少しずつHTMLファイル配布を開始しています。

 この下は、広告用スペースです。また、このサービスはレンタルサーバ「ロリポップ」のスタンダードプランで運営しています。