「近江屋洋菓子店」ご紹介
その後も、お茶の水に用事があるときには、立ち寄っておりました。
こちらは、2012年10月の

きれいに撮ろうと思うと緊張してしまうシュークリームですが、このときはうまくいきました。

そしてこのチョコレートは、ガラスケースの上にそれとなく置かれていたものですが「これは見たからにお値打ち品。買わねば」と、反射的に購入しました。美味でした。
通りを挟んだ向かいのビル、そして行きかう車、店内のショーケース、これらをすべて映し出すガラス戸。こんなに美しい入り口は、なかなかないものです。とても遠くからでも、このガラス戸を見ると「あっ、近江屋洋菓子店さんだ」とわかります。
実は通りの反対側からこのガラス戸を撮影しようと数分待ったことがあるのですが、車の往来が多く、シャッターチャンスはついに得られませんでした。
こちらは、店内。手前に飲み物があり、購入したパンやお菓子と一緒に、奥の椅子でドリンクバー形式で楽しめたのを覚えていますが、もしかすると昨今の事情で、店内提供には変更が生じている可能性もありますが、いつかまた楽しめる日が来ることを願っています。
かつてハイカラという言葉がありました。異国情緒がありおしゃれな状態を指す言葉です。
近江屋洋菓子店さんの魅力は、商品のお味だけでなく、この洋風で贅沢な空間の使い方(天井の高さ、間取り)ではないでしょうか。いまの時代ではレトロを思わせるお店の姿勢やたたずまいが人の目を引き、かつて明治や大正時代の人々にとってもまた、お店の商品や雰囲気が、未来を予感させる心地よさだったとも考えられます。
時代を超えて、多くを引き継ぎながらも新しい魅力を発信しつづけている近江屋洋菓子店さん。これからも、ずっと楽しみにしています。
さて、この地で創業されたきっかけをおたずねしましたが、すでに130年以上が経過しており、残念ながらおわかりにならないご様子でした。
近江屋洋菓子店さんといえば、いちごのショートケーキ。そしてアップルパイ。このページの背景画像にはそのアップルパイを使わせていただきました。
雑誌などの洋菓子特集では、フルーツを生かした商品がよく取り上げられています。フルーツポンチも大人気。市場に出かけて旬のものを仕入れていらっしゃるご様子は、これまで公式サイトでも、たびたび紹介されていました。
個人が少しだけ食べたい場合も、そしてかつてのように大きなものをわけて食べたい場合も、どちらの用途でも商品が選べるお店。以前にまとまった数の商品を取り置きしていただくため、お電話を差し上げたことがありますが、きびきびと応対してくださいました。
今回ご協力いただきました5代目の吉田氏より、コメントをいただきました。
毎朝店主が自ら太田市場まで買い付けに行くフレッシュなフルーツが自慢です。
全て自社でやっているためスピード感を大事に新鮮な良いものを使っています。