「洋菓子工房 北いち輪」ご紹介
実は、2019年の5月に「この小物入れの箱は、そろそろ解体しようか」とひっくり返したら、バウム箱だったのです。2008年に初めて大阪の「フレンド」さん(現在の「北いち輪」さん出身店)からお取り寄せしたときのものでした。10年以上も前から小物入れ…なんと、頑丈な。
あまりに驚いて、そのときは解体するのをやめ、部屋の隅に置いておいたのですが、まだあるでしょうか。探してみます。
最後にフレンドさんからお取り寄せしたのは、東日本大震災のころでした。地震の前に注文して、余震が多くて不安な日に届きました。忘れられない味となりました。
その翌年からは北海道で開業されて、現在は「北いち輪」さん。これからも変わらぬお味で、お菓子好きの人々を笑顔にしてくださることでしょう。
こちらは、お店の外観です。雪解けののちに、まだお花など春らしいものが飾られていないとご謙遜されていましたが、素朴さと実直さのわかる、素敵な店構え。
以前から北海道が好きで、移住を考えていらしたとのことです。乳製品、小麦粉などよい素材のある北海道で、道産の材料を作ったお菓子屋さんを開店との思いを、こちら深川市に実現されました。
こちらが店内。バウムクーヘンが有名とはいっても、生菓子8品目、焼き菓子15品目ほどを扱っていらっしゃるそうです。
冬季限定のガトーショコラ、通年販売「北のバターもち」、すぐさま売れてしまうと評判のフルーツサンドも話題。
焼き上がったバウムクーヘン画像は数あれど、焼いている途中で生地がまだとろとろしているものは、なかなかお目にかかれず、貴重すぎるのでこちらに掲載します。昔ながらの一本焼きオーブンで、手間ひまかけて、油脂はバターのみにこだわったバウムクーヘンの評判は高まり、残念ながら、このところ通販をお休みしているそうです。
いつか復活したときには、ぜひ注文したいです。
お店の方から、最後にコメントをいただきました。
乳製品を中心に、主に北海道産の素材を使用した「食べて笑顔になるお菓子作り」を目指しています。手作りのため、少量ずつしか製造できませんが、個人店ならではのシンプルで素朴なお菓子を作っていきたいと思っております。
この欄でご紹介した以外のお写真を、何枚か、このページの最後のほう(お店の住所等のうしろ)に、掲載しました。
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